スーパーカブやバイクからUSBなど電源を取る場所と方法の件

装備

オハヨウゴザイマスたま男です
今朝もスーパーカブで遊んでみましょう
今回はスーパーカブにスマホ(カーナビ)やGoPro等アクションカム用USBなど
長時間使用時に便利になる電源を取る場合に
色んな方法があるのでそのお話と
その中で主に「ウインカーリレー」から電源を取る方法の記事です

昔のキャブレターのカブを前提にしていますが
カブに限らずバイク全般の基本的な内容にしてあります

~大事な心がけ~
・作業により車体の価値が下がる場合もあり
・作業による結果には自己責任で!

他のバイクやリトリカブ以外の
近年のインジェクションのカブ(FI)
50・110やC125などなら
配線を加工しないでもできる簡単な「配線キット」があるので
お急ぎの方は↓以下の目次の「キットが便利」の項目からどうぞ!

スポンサーリンク

電源取り出しは必要か?

今回も一番初めから記事タイトルを否定するお話をまず先にやっておかなければならない
何故なら現代は「情報」が何処にも何時でもネットには沢山あるからだ

しかしそれは情報が「正しいか間違いか」という根本的な理由だけではなく他にも注意すべき点を近年感じるからで

それは何かと言ったら「フンイキ」の事

数年前からバイクメーカーは「今バイクが流行ってる!」という仕掛けを広告代理店を通じて色んな媒体で推している
旧車をTVで取り上げて「バイク芸人」と称した番組をやり
いわゆるリターンライダー中年ライダーを増やそうとしたりなどなど

モチロン昔からバイクに親しんでる人はそんな仕掛けはニセモノなのは知っていて
「今はバイク人気が無いので先に流行を造りブームにしよう」という作戦だったのだが

そんな単純な仕掛けでも見事に乗る層というのは
どんなブームにも必ず居るもので
むしろそんな層があらゆるブームを次々と乗り換えていくのは消費社会の優良顧客なのだが

いずれにしても「バイクは最近それなりに流行った」というのが落とし所とでもいうのか
巨大な企業が流行を造ろうとすればそこに群がり乗る人達は出てくる

そしてその様な流れに現代もっともレスポンス良く乗れる媒体は
なんと言っても「YouTube」になるだろう

そういわゆる「バイク動画」(チャンネル)の存在だ

・バイクのメンテナンスやカスタム
・走行しながら喋るモトブログ
・他にもキャンプやラーツーやらコーヒーツーなどなどのツーリング系

色んなジャンルの動画がYouTubeには溢れているが
その量の多さのわりに「個性の無さ」も蔓延してる

まるでバイク乗りは
「独り言をブツブツ言いながらバイクに乗りキャンプに行ってラーメンを作る人達」

スーパーカブ乗りなら
「水曜どうでしょうのファンでそのステッカーを貼りカブ主と自称しカブミーティングに参加する人達」

・・かの様な「フンイキ」が蔓延している

そして本題だが近年
「バイクから電源を取る(主にスマホ用)のは当たり前」
になってるフンイキがある

そう新車だろうが旧車だろうが
とにかく購入後直ぐに電源を取りスマホやカーナビを装着する傾向

先に言っておくとこの記事のタイトルと矛盾しますが

「バイクの操作時に視界の中にスマホ等モニターや明かりがあるのはたいへん危険なのでオススメしません!」

特に初心者ライダーや出戻りライダーは
現代では「情報」をネット特にYouTubeで集めるでしょうが
その動画なり記事の情報をそのまま受け取り簡単に電源を取りスマホを装着しかも走行時の目線の中に設置しがちです

「便利だから必要だからみんな装着してるから」

などなどのフンイキで
初心者ゆえに危険性もわからず使用するのは
私はオススメしません!

スポンサーリンク

バイクから電源を取る方法

そんな堅苦しい前置き話は大事だと思うので先にやっておいてここからは
では電源はどの様に?何処から?取るのかの話

スーパーカブに限らずバイクから何かしらの電源をとるにはモチロン「目的」を先に決めておいてそれに合わせた場所と方法を選択するワケですが

それを個々にこの記事でやるのはたいへんですし
現代では殆ど「USB電源」目的の方が多いでしょうから
その前提でざっくりと大きく分けると

始めからバイクに「ACC電源」(アクセサリー電源)用の端子やヒューズが無い
少し前のバイクの場合

・バッテリーに直につなぐ(バッ直)
・電源取り用の「平型ヒューズ」を使う
・電源が取れる「コード」から「分岐・割り込ま」せる

と主に3通りあります

ちなみに↑上の様に3通り!と言うと
現代のそして昔ながらのバイク乗りからすると

・サービスカプラ・チェックカプラが使える!
・リレーを間に入れるのが常識!

と指摘されそうですが今回の記事はあくまで
キャブカブなど少し古いバイクで「USB」電源確保の件です

近年のバイクには始めからアクセサリ電源を取る為の
サービスカプラ(ソケット)やチェックカプラから電源が取れる様になってます
なのでその様なバイクは↓の「キットが便利」の項目をどうぞ

そして「リレー」に触れてないのはあえてです
近年バイクで電源を取りたい人の殆どの場合は
「スマホの電源確保」や「GoProの電源」の「USB」が目的だからです

昔は「リレー」をかませて「シガーソケット」で電源を取るのが普通だったので
リレーを使用するのが常識になってるライダーは多いですが
はじめからUSB目的な現代では必要無いと私は考えています

バッテリーから直で取る

バッテリーにコードをつないで直接電気を取る
略して「バッ直」と呼ばれる方法

バッ直はいかにも原付キッズや初心者がやりそうな方法で
ネット上ではどこの掲示板でも個人のブログでも
あまり推奨されない方法として紹介されています

カブならこんなバッテリーのプラスやマイナスに
使用したい機器を直接つなぐ方法です
(ちなみにマイナスは「レギュレーター」や「ボディアース」でも大丈夫です)


この方法は簡単で初心者もやりがちだからという理由であまり良い印象がありません
なので折角なのでそれを覆してみると

実はバッ直は「バイクとその価値」にとっては1番合理的でバイクにダメージが少ない件

バッ直は文字通りコードをバッテリーにつなぐだけですから
バイク側のコードを切ったり貼ったりせずに済みます
それはすなわちバイクの「価値を損なわない」という意味で

何にしても「純正」の工場出荷状態を保ってるのは価値があり
そのうち中古バイク屋に売る時や下取りに出すという点では
バッ直はある意味正しい方法なのかもしれません

何か問題が起きてもそのつないでる機器が壊れるかバッテリーが上がるだけです

問題はキーをONにしてないのに電気が流れてるのが気分的によくない
他にもイタズラされる可能性もあるなどがあるだけです

なのでそういう問題を気にしなく「USB電源」を取りたいのなら
「スイッチ付き」や「不使用時は省電力」なタイプを選べばお手軽に設置できます

私が使用してるデイトナの製品はスイッチタイプでバッ直OKです
(私の装着方法は下のウインカリレーからです)
しかしそれはもう古いので現在は売ってないので
似た様な製品だと・・

↓下のAmazonで人気のこの製品は待機時は省電力だしコードを外しておけるらしくバッ直でもバッテリーが上がる心配は無いそうです

デイトナ(Daytona) バイク専用電源2.1A USB(5V / 2.1A)1ポート 93039

この様な電圧計・スイッチ付きも現在は人気ですね

平型ヒューズから取る

少し前までのバイクでアクセサリーソケットなどが無い場合
「平型ヒューズ」から電源を取る方法が一番普通のやり方だったでしょう
平型ヒューズとはこの様な形状で
アンペアによって色が違いバイクも車にも使用されています
(大きさが普通のとミニタイプがあるのは注意)

スーパーカブですと昔のいわゆる「キャブレターのカブ」は
平型ではなく「管ヒューズ」なのでこの方法は使えません!

「クロスカブ」やいわゆる「FI110」などの今時のカブのヒューズは平型なんですが
それらのカブの場合はまた違う「サービスチェックカプラ」などから取ります

ヒューズを利用し電源を取るのにはこんな製品を使います
(下のAmazonは「ミニ」ですバイクによって違うので注意)

エーモン ミニ平型ヒューズ電源 DC12V・60W/DC24V・120W 10Aヒューズ差替用 E511

この製品の場合は既にギボシのメスのコードが付いてるタイプなので
コードの加工等も最小限で済むので楽チンです

使い方は
ヒューズを交換するようにただ入れ替えたりアクセサリー用の場所に入れるだけで簡単にできるのでバイクにはダメージは無いのですが

そのヒューズを複数格納してる「ヒューズBOX」が普通は当然蓋がシッカリと閉まってて守ってるモノですので
電源取り出しのコードを出すためにBOXに穴を開ける加工をしなければならない場合があったりします

分岐・割り込みで取る

上記の様な平型ヒューズが無いもしくは設置したい機器の場所からヒューズBOXまでは遠いしシンプルにしたい
などの理由で他に一般的な方法は

「キーON時にエンジンをかけなくても電気が流れるコードから分岐・割り込みして取る」

といういわゆる「ACC電源」の「キーON連動ケーブル」での電源を取る方法で
キーを入れてなければ電気は流れないので停車駐車時にも安心の方法で
コチラは普段バイクに親しんでて自分でイジる人には普通のやり方なんですが
その分配線作業をしなければならないので
初心者が失敗する可能性はモチロンあります

とはいえ作業自体はそれほど難しくないのですが
バイク標準の問題ないコードを切断・割り込みして加工するワケですので間違ったコードを加工しないよう慎重さが必要になります

使用するのは「エレクトロタップ」や「ギボシ端子」などです

どこから分岐してとるのか?

バイクの配線は複雑で
どれがどんな機能のコードなんだろ?と悩みドコですが
加工したいバイクの情報はネット等でちゃんと調べて目的のケーブルが確実に間違いが無いと確信してから作業するのが良いでしょう

とはいえUSB取り付けが普通になった現代
殆どのバイクは検索すれば誰かしらがやっているので

「バイクの車種名 USB電源取り方」

などで検索すれば直ぐに情報は出てくるでしょう

しかも「スーパーカブ」のキャブレターのC50などの場合は
流石に情報はたくさんあるのでそれほどドコから取るのか?など難しいこともなく
取り出し可能なケーブルの中から使用目的やライダーの好みで選べばOKです

具体的にキャブレターのスーパーカブでは
(今のFIや極端に古いカブではない12Vの丸目やカスタムのカブ)
キーON時に電気が流れる・電源が取れるのは

・ニュートラルランプ
・ヘッドライトカバー内のプラス(ヘッドライトのではない)
・ホーン
・ウインカーリレー

などとなっていて
USB電源やタコメーターなどハンドル周りに装着する機器の為に加工する場合は
装着場所から近いヘッドライト内のプラスコードを利用する人が多そうです

・・なのですがこれがなかなか難しいというかメンドウというか間違いやすいのもあって私はあまりオススメしません
何故かというとヘッドライト内というのは・・

こんなカンジでゴチャゴチャしています

まずこの中から使えそうな目的の「キーONでプラスが流れるコード」を探さなきゃなりません
そして見つかったらそれをギボシ端子なりに加工して
その加工済みの配線と装着したい機器のコードをこのライトケース内に全部収めないとなりません

なので私はココは使用しないので
「どのコードが使えるの?」という問いには答えませんのでどうしてもここで加工したい人は検索してください

FIカブならキットが便利

バイクから主にUSBの電源を取り出すのが一般的になってるので
近年のインジェクションのバイクや
いわゆるFIカブの50・110やC125には
電源取り用の「配線キット」があります

ソケットを割り込ませる方法で
ソケットを抜き差しするだけで完成の楽チンで
カブの配線を切ったり繋いだりをしないで済みますし

大体1000円前後ですのでFIカブの方は
そちらを使用するのが簡単だし賢明でしょう

このキタコの電源取り出しハーネスの使い方や配線の仕方は
キタコのネット上にPDF説明書もあるので検索して購入前に見てみると良いでしょう

注意点はFIカブは種類が多いので
自分のカブに合うキット(配線)を購入しましょう

またリトルカブにもFIはありますが
車体と配線自体はキャブカブなのでキットは使えません
キャブ車の方法になります

キタコには以下の型番でA/Bタイプがあるので
車体の適合を間違わないように!

キタコ (KITACO) 電源取り出しハーネス (タイプA) 756-1424900

適合車種:

・スーパーカブ110(JA07)
・スーパーカブ110スタンダード(JA10)
・スーパーカブ50スタンダード(AA04)

キタコ (KITACO) 電源取り出しハーネス (タイプB) 756-1436900

適合車種:

・スーパーカブ50(F.No.AA09-1000001~)
・スーパーカブ110(F.No.JA44-1000001~)
・スーパーカブ50プロ(F.No.AA04-3000001~)
・スーパーカブ110プロ(F.No.JA10-1100001~)
・クロスカブ(F.No.JA10-4000001~)

 

キタコ (KITACO) 電源取り出しハーネス スーパーカブC125(JA48)

適合車種:

スーパーカブC125(JA48全車種)

 

他のバイクPCXやグロムやモンキー125やGSXなども
このキタコのキットが出ています

Amazonの検索結果→コチラ

 

スポンサーリンク

作業編・ウインカーリレーから電源を取る!

そんなワケでやっと内容が決まりここから作業編です!
上記の前置き話の前提から

「カブの電源を取る場所はウインカーリレーから!」

をオススメします!
いやこれはカブなら普通のやり方で定番
逆に言えばこの方法で問題が起きたとしたら
話題になってやらない人が増えているでしょうから
他の場所よりかはたぶん大丈夫という方法です
(つまりモチロン自己責任前提)

そもそもウインカーリレーって何?どこにあるの?
という人もいるでしょうから
どこに在るかというと・・

右側のサイドカバーの中にあります
大きめのマイナスドライバーやコインでカバーを外したら


この黒くて四角いのが「ウインカーリレー」

その上に似たような四角いのがありますが
それは「CDI」です

ウインカーはキーONだけでは点滅しないでウインカーを左右に入れると「カッチ・カッチ」と点滅しますが
その点滅を制御してるのがウインカーリレーです
そしてそれはエンジンをかけなくてもできます

なので電気はリレーのとこにはキーONだけできてますのでそのコードを使うワケです

上の画像は既にもう配線加工してある状態なのですが
このウインカーリレーに繋がってるソケットのコード

それが目的の「キーONで電気が流れるコード」になります
2本のうちの1本「」の方を使います

ちなみにこの2本のうちどっちが使えるのかは
絶対に黒コード!」とは言い切れない(万が一という意味)ので
不安な場合は「検電テスター」等でチェックすると良いでしょう

メンドウなら使いたい機器のプラスコードを直接こうやって・・

リレーからソケットを取って
プラスであろうコードが挿さってるトコにぶっ挿せば
一応正解かは確認できますが

間違えた場合に機器のヒューズが飛んだり壊れたりする可能性もあるので注意!

なので確実に安全に確認をしたいなら
安い検電テスターでも十分ですが「マルチメーター」があると便利です
約1000円で買えるテスターの記事もあるのでよろしければ

激安デジタルマルチテスターOHM TDX-200でスーパーカブのバッテリーを計測する件
激安の「OHM(オーム電機) デジタルマルチテスター 普及型 TDX-200 (04-1855)」を購入したのでその開封と初心者でもできる簡単な使い方とスーパーカブのメンテナス整備でバッテリーを計測してみる件です

エレクトロタップを使ってみる

さて今回の様な「配線」作業の内容だと
必ず話題になる件である

「エレクトロタップは使えるのか?」

という問題
一般的に「エレクトロタップ」と呼ばれてて
エーモンだと「配線コネクター」という名で売ってる

バイクの電源取り出しでもコードを分岐する時に
手軽に簡単に作業できるので初心者にはオススメだ


この配線道具については色んな意見があって
ネットや特にYouTubeでは否定的な意見が多い

いわく
「被覆がちゃんと切れてない」や
逆に「芯線まで切ってしまう」など

信頼性があまり良くないイメージが以前からある
またそれ故
「カーショップ・バイクショップでエレクトロタップを使用する店は信用できない!」
なんて意見まで結構ある

ではこれについても少し覆したいのでハッキリと言っちゃうと

「それで実際問題がどれだけ起きたの?」
「初心者が下手な配線加工するより逆に安全じゃね?」

という2点
ぶっちゃけカーショップによるでしょうが
ちょっとしたカスタムには普通に使う店はたくさんあるでしょうし
それで商売してます

そこでエレクトロタップが直接の原因で問題がたくさん起きたら流石にショップも使用しないでしょうし
リコールだらけになりエーモンも出荷できなくなります

つまり整備士気取りのバイクマニアやヲタクやその人達の意見にほだされた初心者などの人達に印象が良かろうがよく無かろうが「実績」はあるワケです

またエレクトロタップにはコードに合わせて使用する製品が数種出ていて
バイクの一般的な作業では上の赤色の
「0.5~0.85」の太さ用の製品を使います

そういうコードに合わせた使い分けをしてなくて問題が起きる事もあるでしょう

エレクトロタップの使い方は簡単で
分岐させたいコードと割り込みたいコードの2本
を挟んでペンチ等で潰して繋げるだけ

中の金属が2本の被覆を切って中の芯線に接触し
その金属が繋がってるので電気が流れるワケ

コードにあった製品で普通に作業すれば
それで問題が起きる事は殆ど無く
またコードが抜けたりする様な事もなくシッカリと繋がります

ちなみに私が使用してる
デイトナの製品には始めから1個付いてたので当初はそれで装着してました
モチロンそれで問題が起きた事はありません

先ほどの「ウインカーリレー」の「黒」のコードに
USB電源のプラスをこうやって割り込ませるワケです

マイナスはこの時は直接バッテリーのマイナスに付けましたが
レギュレーターやボディアースの方法もあります

この方法は見た目はすごくシンプルでコードが少なく
ケーブルでゴチャゴチャしてると逆にミスが起きやすいのを防げます

なので手軽に簡単にUSB電源等を取りたい
特に初心者にはエレクトロタップはオススメです

こんな始めからギボシ端子が付いた電源取り用のもあります

エーモン 電源取り出しコネクター(赤) DC12V80W以下/DC24V160W以下 2個入 E418

 

ギボシ端子に加工してみよう!

さぁやっとある意味「本題」である方法
「コードをギボシ端子に加工して分岐しUSB電源を取ってみよう!」

そう以前から普段バイクに親しんでて自分でメンテナンスをする様なライダーなら選択する「普通の方法」なやり方です

自分のバイクは基本的には自己責任さえ解っていれば
どんなカスタムをしてもその方法も自由だとは思いますが
なるべくなら安全性が高い(とされている)方法でやりたいし

イジった後にもう触れないくらい自己流で加工しちゃうのも問題です

なので自分が忘れた頃後でも解るくらい普通のやり方で配線しておくと良いですし
中古バイクになった後でもバイクショップや次のライダーにも優しいバイクになります

ギボシ端子は純正のケーブル(ハーネス)に繋ぐには
シンプルかつ見た目もわかりやすいので
多少メンドウでもギボシに加工して作業をしましょう

そんなギボシ端子への加工はどうやるの?工具は?
と初心者は疑問が起きるでしょうが
ここでやるとこの記事が長過ぎてしまうので

今回は使う工具だけを紹介すると

いわゆる「電工ペンチ」(圧着工具)を使用します
これはエーモンの安いセットですが
今回の電源取りくらいなら十分使用できます

バッ直でもなるべくなら丸形やクワ型に配線を加工して付けたいトコですので
ギボシ端子加工だけに限らず電工ペンチが1つ在れば便利なのでオススメです

このエーモンのセットを使用して
「電工ペンチの使い方」と「ギボシ端子の作り方」
の記事はこのブログで先にやってありますので

使い方が解らない方はまずそちらをどうぞ!

激安電工ペンチセット「エーモン ターミナル&ツールセット 」でギボシ端子へカシメ配線加工などの使い方の件
激安の電工ペンチセット「エーモン ターミナル&ツールセット 」でギボシ端子をカシメて配線加工など使い方の件です エーモンのセットはバイクのUSB電源取り出しやウインカー交換やLED加工など配線作業に必要十分な付属品セットで便利でお得な工具です

 

ウインカーリレーコードの加工

ではウインカーリレーの黒コードから電源を取る!
そしてそれはギボシ端子にして分岐で!
という事が決まったので実際にどう加工するか?

先ほどの様に私のカブは「エレクトロタップ」で
既に電源を取っていたいのでそこが使えるのはわかっていますが
始めてなら「検電テスター」等でチェックをしておきましょう

そして使えるのが「黒」のコードだと判ったら
そこを切断して加工するワケですが
どの辺りを切るか悩みどこですが

元々コードの長さは表面に出てるのは短く
殆どは他のメインハーネスと一緒にテープでグルグルにされているでしょうから

短いコードを加工する事になるので
それなりに注意が必要です

ウインカーリレーに挿ってるソケットの下の
黒コードを数センチ残して切ります
目安はギボシ端子のカバー「スリーブ」を入れて端子の加工ができる余裕があるくらいです

ソケット側はこの様に「オス」のギボシにすると良いでしょう

そしてメインハーネスからくるもう片方を
「メスの分岐端子」に加工するワケで
それを普通のギボシで作っても良いのですが

見た目と作業の簡単さからこちらの
「ダブル端子」を使用すると良いでしょう

エーモン ギボシ端子セット(ダブル) 2セット M275

このダブル端子はスッキリと分岐できるので
配線があまりゴチャゴチャしないのでオススメ

この端子を使用するとこんなカンジ
普通のギボシ端子と同じく電工ペンチで作れます

このダブル端子に「ウインカーリレーのオス」と
繋ぎたいUSB電源などの機器のプラスのオスをつなげば・・


ハイ!これにて
スーパーカブのウインカーリレーからギボシ端子にして電源取り出しの完成!

・・・いや「マイナス」はどうするの?って話ですが
マイナスは一般的には「ボディーアース」という方法で
どこでもいいので車体のボルト等に供締めして済ますのですが

私はマイナスコードを「クワ型端子」に加工して
「レギュレーター」に繋いでいます

これは特にこうしなければならないわけでなくバッテリーのマイナスでも良いのですが
ボディアースはうまく取れない場所(場合)もあるので
メンドウが起きる前に始めからレギュレータにしてます

 

スポンサーリンク

カブのオススメの電源配線と注意

さてここまでであくまでUSB電源やタコメーターなど
使いたい機器を装着する為の電源取り出しとして
1つの機器を装着する前提でしたが

その機器が壊れた場合や交換したい時
または他の電源を使用する機器を付けたい時

また配線をやり直すのはメンドウです

今回はウインカーリレーから取っているので
おのずとコードをそこからハンドル周りに引くので
レッグシールドやバッテリーなどを外さないと作業できないからです

なので逆の発想で
先に電源のプラスとマイナスのコードをハンドル近くまで引いておいて
電源を使いたい時はそこを使う様にすればOK!

つまり先ほどの上のギボシ端子加工したプラスとマイナスコード
それをハンドル近くまで引いて
そこを「ギボシのメス」にして置いておくという事

ちょっと画像がわかりにくいですが
ウインカーリレーからフレームにそってハンドル下までコードを引っ張ってきてそこにギボシのメスを置いておくという図です

そうすればUSB電源が壊れた場合などは
ハンドル周りだけで交換作業ができるようになります

その配線は
できれば「赤・黒」などわかりやすいダブルコードを使用して

赤「ウインカーリレーからプラス」
黒「レギュレータ(もしくはバッテリー)のマイナス」

につないで車体の中にコードを通します
バッテリーケースを外して真ん中から出す要領

ちなみにコードそのままでも良いのですが
見栄えの点と私のカブは「タコメーターのパルス」のコードもあるので
3本をこんなエーモンの配線チューブ(カバー)の中に通しています

このまとめたケーブルを車体のフレームに沿って這わせます
元からフレームにあるバンドや結束バンドを使用して・・

こんな風に固定し
長さを整えたら先端を「ギボシ端子のメス」にします
基本的に電気が来る方をメスにするのがルールです

これを作っておけば
USB電源でもタコメーターでもココに装着でき
配線作業が楽になります

ちなみに私のカブはこのハンドルの下で更に分岐して
USB電源とタコメーターを両方動かしています

その2つの件についてはいずれこのブログで詳しく!

リレーの電力の注意点!

ウインカーリレーから電源を取るのは
カブでは定番で問題も起きてないのですが
少し注意点というか気にした方がよいのは

ウインカーリレーの電力の件

・・と言うと
え?USB電源足りなくなるの?と思われるかもしれませんが
それは問題ありません普通に使えますタコメーターも動きます
普通に使う分には足りなくなる事はないでしょう

がっ!
1つだけ足りなくなるしかもカブならではの問題があります
それは・・

オーディブルパイロットCOMPだ!

いやこれ何やねん!と知らない方は思うかもしれませんが
「ウインカーブザー」と言えばわかるでしょうか?

そう古めのカブが信号待ちでウインカー出すと
「カッコン・・カッコン・・」と鳴ってるアレです!
(ウインカーリレーの音ではない大きい音です)

似たモノでカブカスタムや今時の「電子ブザー」タイプもありますが
これは古い機械式のブザーです

実はウインカーリレーから電源を取ってると
この機械式のブザーがアイドリング時に鳴らない時があります

鳴らない時がたまにあるというだけで
バッテリーが絶好調だったりアイドリングが高めなら大丈夫なんですが
機械式のブザーは電気(電圧?)を喰うのか
12Vを切ってる少しバッテリーが弱い時はアイドリング時は不安定な音になります

ちなみにこの機械式ブザーが付いているのは
キャブレターの「カブデラックス(DX)」なので
そのカブの乗ってる方に一応

私のカブはスタンダードですが後から追加しました
(この件もそのうちにでも!)

 

タイトルとURLをコピーしました